ビンテージウッドを使った拘りのキッチンカウンター

みなさんこんにちは(^^)/

このブログでも「暑い~」「暑い~」「あ゛つ゛い゛、、」と言いまくっていた夏が終わりました。。

確か去年の夏も記録的な暑さだったと思うんですが、、今年の夏は更にその上をいく酷暑だったようで(;´Д`A “`

今このブログを書いている10月初旬、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが日中は30℃を超える日がまだあったりして、、

子どもの頃から寒いのが苦手で「冬より断然夏派です!」なんて言ってた僕も流石に「やっと夏が終わった~\(^o^)/」と思っちゃうほど。。

とはいえ、冬が好き!ってわけではないので、心地良い気候の秋が長く長く続く事を願っています٩( ”ω” )و

 

今回のテーマはキッチンカウンター

さて、時期は少し遡ってまだ暑さもマシだった頃、新築住宅に設置させて頂いたキッチンカウンターがめちゃくちゃ素敵な仕上がりだったので、ご紹介させて頂きます。

 

時期は更に遡って2023年の8月、関西にお住まいの施主様が戸建て新築にあたって、キッチンエリアを理想の空間に仕上げるべく、一通のお問い合わせメッセージをいただきました。

 

施主様のご依頼内容は↓↓↓

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新居のキッチンにBarのようなかっこいいカウンターテーブルを、L字型に造作して設置したいのですが可能でしょうか。

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住宅の新築やリフォームとなると、住宅メーカーやリフォーム業者さんなどに一括してご相談をイメージする方が多いかと思います。

施主さんがスムーズに選定出来るようにいろんなタイプのシンクやコンロにレンジフード、収納やカウンターなどを取り揃えていて、じゃじゃーん!とカタログを並べてくれたりしますね。

各メーカーさんが長年試行錯誤して製品化し、その時代ごとのトレンドも取り入れて改良されたりしているので、かなりハイレベルな選択肢に「目移りしちゃう(;´Д`A “`」なんて方も多いのではないでしょうか。

「じゃぁ、コレとコレとコレで。色はコレで。」って具合に指定すればカタログ通りのものが設置されて完成~\(^o^)/ うん。楽だし間違いがない!

 

だけど、これから何年も何十年も使い続けるものだから、やっぱり自分好みに作り込みたい(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾  カタログ通りじゃ物足りない٩( ”ω” )و

ブレットジャパンはそんな思いを持った方の“駆け込み寺”でもあったりします。

僕らも普段からビンテージウッドなどの古材と向き合って、いかに素材をカッコ良く仕上げるか、設置後の風景を想像しながら製作をしているので、拘りや思いを持って来店されるお客様とのお話は楽しい時間なのです。

今回の施主様は関西の方で、ブレットジャパンのショールーム(大阪府池田市)にご来店頂けるとの事だったので、古材などの展示品を見て触れて頂きながら、お話を進めていきました!(^^)!

 

製作時に考慮したいポイント

カウンターをはじめ家具などの製作物は、様々な考慮すべきポイントがあります。

例えば大事なポイントとして、、今回のキッチンカウンターの例でみると、

 

①使用用途に対応出来るかどうか

今回のキッチンカウンターの場合は、料理の最中に食材や食器・調理器具を置いたり、家族で囲む食卓になったりお子さんが宿題に取り組む勉強机になったり。

その視点で考えると、買い物帰りにお米やケース買いした水をドサッと置くだとか、勉強や団らんの際に肘をついてもたれ掛かるとかを想定した耐荷重が必要です。

また手や衣服が触れるケースも頻繁に想定されるので、ある程度の手触りの良さも考慮した方が良いですね。

 

②機能面はどうか

今回アイランドキッチンをL字型のカウンターで囲む目的のひとつに、キッチンで雑然としがちな調味料や洗剤などが外側(リビングなど)から見えないように目隠しの役割がありました。

これらの小物って頻繁に使うのでその度に収納棚から取り出すのは面倒だけど、出しっぱなしだと生活感が丸見え、、(;゚Д゚) アイランドキッチンに対して高さを取る事で外側からの目隠し機能を発揮します。

 

③毎日目にするものだからビジュ(←若者言葉使いました。ビジュアルも今は略すらしいよ)もやっぱり大事

家族が一番顔を合わせる場所、こだわりのリビングも良いけど、機能面に優れたキッチンに気分の上がる見た目のカウンターが備わってたら最高じゃないですか?

料理をしたり食事をしたり、コーヒーを入れたりちょっとした手仕事したり。何気ない日常が映画のワンシーンに思えるような、気分が上がる仕掛けとして見た目(ビジュw)にこだわるって良いと思います。

 

今回のご相談では事前に施主様と住宅メーカーさんとの間でシンクやIHコンロ等の配置を決めて頂き、そこにキッチンカウンターを導入する計画です。

片側が壁に接している対面式キッチンで、アイランド側の縁に沿ってL字のカウンターを設置し壁との3辺でシステムキッチンを囲むようなイメージになります。

製作するL字カウンターはそれぞれの辺が3m近くと、キッチンカウンターとしては大き目のものになるので、搬入なども考慮して2分割で製作したものを現場で組み合わせる形を取らせていただきました。

 

いざ、製作

希望サイズや使用用途、見た目の好みなどを伺ったうえで、カウンタートップ材としてご提案したのは、弊社取り扱いのビンテージウッドの中から、オールドランバーのツーバイボード。

3,000mmオーバーの長さと50mm程の厚みは強度もインパクトも今回の用途にはバッチリ٩( ”ω” )و

見た目も百年近い経年変化で纏った風合いの良さに製作の手を加える事でビンテージウッドの激シブな魅力を引き出します。

 

今回使ったツーバイボード

無加工で既にカッコイイ

厚みは50mm弱

どうでしょうか、このビジュ(←言いたいだけ)の強さ!

まだ手を加えていない状態でこれだけの貫禄を纏ってるビンテージウッド、、恐るべし。

普段人の手に触れないショーウィンドウの壁面やディスプレイ棚ならこのまま使ってもめちゃくちゃカッコイイですね!

ただ今回は普段使いするカウンターに仕上げるので、このままだとちょっとワイルド過ぎます(;´Д`A “`

同じ経歴を持ったビンテージウッドでも経年変化によって幅や厚みなどに個体差が出ているので、プレーナーなどの工具で調整していきます。

厚みの調整


表情を整える作業

丸ノコでサイズ調整

経年変化したビンテージウッドは、節や製材キズや使用に伴うキズなどの凹凸も多くみられるので、各種サンダーを使って整えます。

折角刻まれたこの木材の歴史ともいえる凹凸を消してしまわないように注意しながら、カッコ良さと手触り感などの使い勝手のバランスを取っていく作業です。

この後は接合して塗装をする作業。このブログでも何度か登場してるシーンなので今回は流します~<(_ _)>

 

そして仕上げは多くのケースではアイアンや木の角材使った脚を取り付けて完成なのですが、今回はアイランドキッチンの目隠し用途などもあるので、土台部分も製作しました。

土台部分もカウンターのサイズや荷重配分などを考慮していくつかのパターンがありますが、今回はH型(上から見た際にHの形になるので)のものを作ってカウンタートップを乗せる計画です。
構造としては合板ベースにパイン材で作ったフェイクビンテージウッド(アンティークブラウン)を貼り合わせたパネルを作成し、H型に組み上げます。

塗料乾燥中のフェイクビンテージウッド

合板と貼り合わせてパネルに

 

フェイクビンテージウッドは定番カラーが6色ありますが、お客様と相談の結果、カウンタートップのカッコ良さを最大限に際立たせられるアンティークブラウンを選択。

これがベリーグッドチョイス(”◇”)ゞになっているので、あとで出てくる仕上がりをお楽しみに~

 

設置後のカウンターに歪が生じた際にもガタツキが出ないように、土台用のパネルは床側にアジャスターを埋め込みました。

3メートルもの大型カウンターなので、先に取り付けておくと安心ですね。

アジャスター用の穴あけ作業

これでバッチリです

完成品を搬入して施工

部材が揃ったらいよいよ設置作業。

弊社倉庫でいったん仮組上げしたものをバラして配送し、新築(訪問時はまだ外構など作業されていてまさに新築ホヤホヤでした)のお宅で組み上げです。

仮組上げをして確認したとはいえ、現場では何が起こるかわからないので、緊張しながら作業を進めます( ゚Д゚)

部材を搬入

H型の土台部分を組み上げる作業

まだ完成形は見えない、、

黙々と作業すること数時間、、想定外のプチトラブルを克服しながら組み上げ完了。

「Barのようなかっこいいカウンターテーブルを」とのご相談から始まったご依頼の施工完了品がこちらです↓↓↓

いかかでしょうか!めちゃくちゃ良い感じじゃないですか?

レンジフードの真下には一つ上の画像のように固定式のアイランドキッチンが設置されているんですが、見事に目隠ししつつ解放感を維持したまましっかりとまとまっていますね!

寄ってみるとIHコンロがちゃんとあります

お洒落ビストロかな?

引きで眺めるとこんな感じ

ビンテージウッドを使ったカウンタートップがしっかりと映えてます。

土台のフェイクビンテージをアンティークブラウンにして大正解ですね!めちゃくちゃカッコイイ~ヾ(≧▽≦)ノ

カウンター上に設置されているペンダントライトや奥側の壁面のタイルの色などは、このカウンターとの相性を考慮して選ばれたとの事で、トータルコーディネート力の高さが伝わってきますね!

この日は明るい時間帯に撮影させていただきましたが、日が暮れた後はまた一段とお洒落な雰囲気の空間になりそうです。

日常が映画のワンシーンの様になる事間違いなし!ホームパーティーなんかも絶対に盛り上がりますね!

 

施主様からも大絶賛のお言葉をいただき、製作の労が一瞬で報われた気分になった今回のご依頼でした。

 

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